「金は天下の回りモノ」という言葉がありますね。
お金は一箇所にとどまらずに、常に人から人へと回っていくものだから、お金がない人のところにもいつかはお金は回ってくる、という意味のことわざです。
僕は、この情報化社会においては、お金もさることながら「情報」も天下の回りモノなのではないかと感じています。
そしてお金が、ただ頑なにお金を使わずに貯金を続ける人よりも、ここぞというところで的確に“投資”をするような、お金を使う人のところに多く流れてくるのと同様に、情報についても「発信」を続ける人のところに、逆により多くの情報が入ってくる気がしています。
SNSでは発信をしなければ反応ももらえない
昨今、情報収集ツールとして欠かせないものになっているSNSにおいても、より多くの有益な情報を集めるためには、自分から発信をすることが大切です。
超極端な例で言うなら、例えばある有名人のSNSアカウントから一般人であるあなたのアカウント宛てに、いきなり投稿がされることはほぼ0%ですが、あなたがその有名人に対して何らかの投稿や情報発信を行った場合は、相手がそれに対して反応をしてくれる可能性も出てきます。
そのほか、身近な例で言うと、あなたが「このお店の料理が美味しい!」という情報発信をSNS上で行えば、あなたの友だちやもしくはそのお店のファンである人たちから「そのお店が好きならこっちのお店も気にいるかも」なんて返信がくるかもしれません。
黙っていたら知り得なかった情報を獲得できるチャンスが生まれるわけです。
以前は、インターネットで調べ物・情報収集というと、ただひたすらにいろいろなサイトを見て回って情報を拾っていくという行動が主流でした。
もちろん、そうした方法は現在でも有効な情報収集手段となっています。
ただ一方で、もっと速く、もっと的確に情報を集めたいなら、インターネット上で「これが知りたい!」「自分はこう思うのだけどどうだろうか?」などという呼びかけをしてみるほうがよいかもしれません。
呼びかける相手は必ずしもあなたの友だちでなくてもOK。
SNS上で不特定多数の人に対して、自分の疑問や思いをぶつけていけば、必ず誰かが返事をしてくれることでしょう。
また、疑問や呼びかけという形でなく、自分が知ったことや感じたことをそのまま書いていくだけでも、それに対して何らかの反応が得られることもあります。
自分をSNS上で表現していくことで様々な恩恵を得ることができるので、「自分のことなんか誰も知りたがらないだろう」「誰も反応してくれないんじゃないか」と気後れせずに、どんどん情報発信をしていってみましょう。