昨今、LINEのアカウントが乗っ取られる人が急増しているという話を耳にします。
具体的な手口としては、自分の知らないところで、誰かが自分の友だちに対して一斉にメッセージを送り、Webマネーの代理購入を依頼する、というものが一般的なようです。
「何者かがあなたのアカウントを乗っ取り、友だちに対してWebマネーの購入を依頼」
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「購入したWebマネーのシリアルナンバーを写真に撮って送るように依頼がくる」
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「友だちが、あなたになりすましている人物にシリアルナンバーを送る」
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「何者かが、送られたシリアルナンバーを持ち逃げ」
…という流れです。
改めて見ると実に怪しい手口なのですが、メッセージを送ってくる相手が仲の良い親友などであるがために、つい信じてしまうという人も多いようです。
では、どうやって、LINEのアカウント乗っ取りは行われるのでしょうか?
「他端末ログイン許可」をONにしている
PCでもLINEを利用している場合、「その他」→「設定」→「アカウント」画面にある「他端末ログイン許可」メニューをONにしなければなりません。
ただ、別の端末からもログインを可能にしておくことは、アカウントの乗っ取りを促すことにもつながりかねません。
もしPCでLINEを利用しない場合は、この設定をOFFにしておきましょう。
メールアドレスを登録している
LINEにメールアドレスを登録していると、アプリを再インストールしたり機種変更をした時にも、前のデータを引き継ぐことができるので便利です。
ただ、そのメールアドレスを第三者の誰かに知られてしまうと、パスワードも突き止められてアカウントを乗っ取られてしまうことがあるようです。
メールアドレスを登録しておく場合は、パスワードをなるべく複雑なものにしておくのがよいかもしれません。
LINE以外のサービスと同じメールアドレス・パスワードを使っている
昨今は、そこかしこで個人情報流出関連のニュースが世間を騒がせています。
LINEも含め、利用しているWebサービスのメールアドレスやパスワードを全て同じものに設定していると、どれか1つのサービスで情報流出が起こってしまった際に、他のサービスのアカウントも乗っ取られる可能性が出てきてしまいます。
メールアドレスは同じものを使うとしても、パスワードは各サービスごとに異なるものを使用するようにしましょう。
アカウント乗っ取りを防ぐには?
今1度整理しますが、アカウント乗っ取りを防ぐ方法は主に以下の3つです。
①電話番号を登録しておく
②メールアドレス・パスワードを登録する
③他端末ログインをOFFにする
個人を特定させる情報はできるだけ複雑なものに、使わない連携機能はOFFにしておくことが乗っ取りを防ぐためには有効な施策であると憶えておきましょう。