スマートフォンのカメラの性能が進歩してきているとはいえ、「やっぱり一眼レフなどのデジタルカメラのような写真は獲れないんでしょ?」と思っている方が多いのではないかと思います。
が、スマホでも撮り方に気をつけたり、アプリを使って撮った写真を補整することで、デジタルカメラにも負けないような写真を撮ることができるんです。
そんな、誰でもできるスマホでのカッコイイ写真の撮り方についてご紹介します。
構図を工夫する
「構図」なんて聞くと何やら専門用語っぽくて難しそうに感じられるかもしれませんが、構図とは被写体や風景をどういう風に切り取るのか、という切り方の工夫のことです。
まずは簡単にできるものから意識してみましょう。
上の写真は、ただのカップをただただ撮ってみているところです。
被写体であるカップは中央に写っていますが、何となく面白味のない写真になっていますよね。
こうした被写体を中央に置く構図は、日本の国旗である日の丸のように真ん中にモノがあるだけということから、よく「日の丸構図」と呼ばれます。
日の丸構図の写真は見やすい写真にはなるものの、あまりカッコイイ写真にはならないことが多いです。
こちらは同じカップを少しずらして配置して写真を撮っています。
何となく日の丸構図よりはオシャレな雰囲気が出ていませんか?
このように被写体を画面の中央から少しずらして撮ると、画面に余白ができるため逆に被写体が際立つような効果が生まれます。
iPhoneの標準カメラアプリでは、撮影画面の縦と横に2本ずつグリッドが入っていて画面が9分割されていますよね。
そのグリッドが交わる点(上の写真で赤く囲んでいる箇所)に被写体がくるような構図にすると、画面が締まって被写体が際立つ形になります。
iPhoneで写真を撮るときは、ぜひこのグリッドを意識して撮影してみましょう。