スマホはWeb閲覧や動画視聴、ゲームなど使い方が多岐に渡るので、暇つぶしのアイテムに最適ですが、あまり使いすぎると、その通信速度が大幅に遅くなる通信制限がかけられていまいます。
制限がかかると、Webサイト1ページを開くのに数分かかってしまうことも。
そんな恐ろしい制限を回避するためには、日々自分がどれくらいの通信をしているのかをマメにチェックすることが欠かせません。
そんなスマホの通信量チェック方法をご紹介します。
なぜ通信制限なんてあるの?
そもそもなぜ通信制限などという制度があるのでしょうか?
実は、NTTドコモ、au、SoftBankのいずれのキャリアも回線全体で使用できる通信量の上限は決められているため、それを公平にユーザーに分配するためには制限を設ける必要が出てきます。
例えば、みんなで同じお金を出し合ってピザを買ったとします。
割り勘で買ったのに、一人の人が何切れもピザを食べてしまったら、お金を払ったのにピザを全く食べられない人も出てきてしまいますよね。
こうした不公平が生じるのを防ぐために「ピザは1人1切れだけ」とルールを設けるように、スマホの通信量にもルールが定められているんです。
どれだけ通信を行うと通信制限がかかるの?
通信制限がかかる条件は、各キャリアとも同一で2種類の条件があります。
①月の通信量が7GBを超えたとき
②直近3日の通信量が1GBを超えたとき
の2種類です。
①の条件で制限がかかってしまうと、次の利用料金請求締日のタイミングまでずっと通信速度が低速になってしまいます。
締日は、各キャリアとも基本的に月の末日ですが、SoftBankに限り毎月10日もしくは20日に設定することもできます。
通信制限がかかると、通信速度は128kbpsまで下がってしまいます。
最近のiPhoneなどではLTE回線を使うと100Mbpsの速度が出ると言われているので、800分の1まで速度が落ちてしまうことになります。
通常なら1秒で落とせるデータのダウンロードに800秒(≒13~14分)かかると考えるとゾッとしますよね。
各キャリアとも、2,625円を支払えば通信速度を落とさずにもう2GB通信ができる救済プランが用意されていますが、支払って制限を解除してもらうか悩む金額ですよね。
ちなみに②の条件に当てはまって通信制限がかかってしまった場合の救済措置はなく、直近3日間の通信量が1GBを下回るまでおとなしく過ごすしかありません。
1GBを下回った日から制限が解除されます。
SoftBankスマホの通信量を確認する方法
通信制限を回避するには、小まめに通信量をチェックすることが欠かせません。
ここではSoftBankのスマホでの通信量をチェックする方法をご紹介します。
まずは「My SoftBank(https://my.softbank.jp/)」にアクセスし、「ログイン」ボタンを押してログインしましょう。
既に「My SoftBank」への会員登録が済んでいれば、携帯電話番号とパスワードを入力し、その下にある図形をすぐ隣りのキャンバスの空きがある部分へドラッグ、そのうえで「ログイン」ボタンをクリックします。
ログインが完了したら、画面中段にある「データ通信量の管理」メニューから「ご利用状況の確認」を選択します。
現在の通信量の確認ができる画面が表示されます。
「基本データ量」とある部分が、あなたが使える通信量の上限で通常は7GBと表示されているはずです。
「通信速度低速化までの残りデータ量」とある欄が、7GBの制限がかかるまでに残された通信量です。
0.80GBと表示されているので、もうかなりピンチの状態ですね。
画面左側の「過去3日間の通信量」というボタンをクリックすると、直近3日間の通信量が確認できます。
「合計」とある欄が過去3日間の通信量の合計です。
0.32GBということなので、このペースで使っていれば3日で1GBの制限は心配なさそうですね。
ただ月間7GBには、このペースだとあと2~3日で達してしまうので、更に使用を控えていかなければなりませんね。
このように制限の対象になる通信量の数値は「My SoftBank」でバッチリ確認することができるので、制限をくらわないように日頃から気をつけて通信を行うようにしましょう。